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「たけしのコマ大数学科」という番組が単行本化されていますが、
その本の中では、番組でも解説を担当している竹内薫氏との対談が掲載されています。

テーマが「映画」に及んだ中、興味深い内容のものがありました。
それはシーンを因数分解するというものです。

例えば、xが主人公の殺し屋で、xが殺さなければならない相手が、a、b、c、dと4人いるとします。
その場合、いちいち4回殺しているシーンを撮っていたら、映画がだらだらとしてしまうので、因数分解をするらしいのです。

このシーンを式にすると、ax+bx+cx+dxになります。
これを因数分解すると、(a+b+c+d)xまたはax+(b+c+d)xになります。
例えば、このかっこの中は殺し屋が拳銃を持って歩いてるだけのシーンになります。

これは映画の上映時間を無駄に長くしない為に考えた方法のようです。

例えば、最初にxがaを殺すシーンで説明しておいてから、xが血の付いた服を着て拳銃を持ってヨロヨロ歩いていく間に、bの死体、cの死体、dの死体を転がしておけばいいわけです。

北野武監督「アウトレイジ ビヨンド」では、花菱会のヒットマン(高橋克典)らが山王会の複数の事務所を襲撃するというシーンで、この方式が採用されています。

北野武いわく、殺し方そのものを見せる目的の映画なら別だが、これを全部やると「段取りの映画」になってしまうとのことです。

あとbからdまで歩いている間にxの子供時代の回想シーンとかを入れることも可能だということです。

面白いことに、かっこの中のそれぞれのシーンが奇数秒になっていたりするみたいですね。
奇数を1、3、5…と順に足していくと、その和は必ずある数の二乗になり、そのように編集すると、収まりがいいらしいのです。

昔は、東大を目指す受験生に数学を教えるほどだったという北野武監督ですが、
映画の撮り方まで算数や数学で語るあたりは流石です。

監督は、10枚の画で全てを語ることが理想だと述べていますが、
北野映画の真髄は、やっぱりこのシンプルさですね。
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2010.10.12 Tue l ビートたけし l コメント (0) トラックバック (0) l top

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